『ツイン・ピークス The Return』(Twin Peaks、シーズン3とも呼ばれる)とは、1990年~1991年のテレビシリーズ『ツイン・ピークス』および1992年の映画『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』の続編でありリバイバル作品である。
18パート構成の最初の2パートが2017年5月21日にショウタイムで放送される。それに伴いショウタイム登録者には続けてパート3と4がオンデマンド配信され、5月28日には放送される。その翌週からは1週間に1パートずつ公開されていく。日本ではWOWOWが初夏に放送を開始することが決定している。
あらすじ[]
シーズン2の最終回から25年ほど後が舞台で、ツイン・ピークスに舞い戻るクーパー捜査官の物語。
各エピソードについては、こちらから。
エピソード[]
イメージ | タイトル | タグライン | 放送日(米国) | 放送日(日本) |
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"Part 1" | My log has a message for you.
私の丸太からメッセージがある |
2017/5/21 | 2017/7/22 | |
”Part 2” | The stars turn and a time presents itself.
星々が巡り 時が正体を現す |
2017/5/21 | 2017/7/29 | |
"Part 3" | Call for help.
助けを呼ぶ |
2017/5/28 | 2017/8/5 | |
"Part 4" | ...brings back some memories.
思い出しちゃって |
2017/5/28 | 2017/8/12 | |
"Part 5" | Case files.
ケース・ファイル |
2017/6/4 | 2017/8/19 | |
"Part 6" | Don't die.
死ぬな |
2017/6/11 | 2017/8/26 | |
"Part 7" | There's a body all right.
遺体はある |
2017/6/18 | 2017/9/2 | |
"Part 8" | Gotta light?
火は あるか? |
2017/6/25 | 2017/9/9 | |
"Part 9" | This is the chair.
このイスよ |
2017/7/9 | 2017/9/16 | |
"Part 10" | Laura is the one.
ローラが それよ |
2017/7/16 | 2017/9/23 | |
"Part 11" | There's fire where you are going.
あなたが向かう場所に火がある |
2017/7/23 | 2017/9/30 | |
"Part 12" | Let's rock.
さあ やろう |
2017/7/30 | 2017/10/7 | |
"Part 13" | What story is that, Charlie?
物語って何よ |
2017/8/6 | 2017/10/14 | |
"Part 14" | We are like the dreamer.
私たちは夢見人のよう |
2017/8/13 | 2017/10/21 | |
"Part 15" | There's some fear in letting go.
手放すのが怖い |
2017/8/20 | 2017/10/28 | |
"Part 16" | No knock, no doorbell.
ノックもなく ベルも鳴らさず |
2017/8/27 | 2017/11/4 | |
"Part 17" | The past dictates the future.
過去が未来を決める |
2017/9/3 | 2017/11/11 | |
"Part 18" | What is your name?
君の名前は? |
2017/9/3 | 2017/11/18 |
製作[]
グラフィックノベル[]
2007年、アーティストのマット・ヘイリーはテレビシリーズの続編となるグラフィックノベル版『ツイン・ピークス』の執筆を依頼された。脚本家のロバート・エンゲルズも企画に参加しており、もともと中止されたサードシーズン用に用意されていたストーリーのアイデアを使おうと計画していた。
エンゲルズは舞台を高校から移し、何年も後の物語を描こうとしていた。この頃にはクーパーはFBIを退職してツイン・ピークスの薬剤師になっており、トルーマン保安官も引退していた。
サードシーズンではシェリル・リーを赤毛の新キャラとして出演させまたもやボブに殺害される役どころにしようと計画していた。
このグラフィックノベルは「ツイン・ピークス ゴールドボックス」に同梱される予定であったが、『ツイン・ピークス』のいかなる続編も望んでいなかったデヴィッド・リンチのはたらきかけにより中止となった。
ショウタイム[]
2014年10月6日、9エピソードのみの限定シリーズが2016年にショウタイムケーブルネットワークでプレミア放送になると初めて公表された。すべての脚本はオリジナルシリーズ作者であるマーク・フロストとデヴィッド・リンチによって執筆される。このシリーズではオリジナルシリーズから25年経過したツイン・ピークスの住人たちが描かれるという。
2015年1月12日、カイル・マクラクランがデイル・クーパー役で再登板することが確認された。その4日後、シェリル・リーとダナ・アシュブルックも2016年版への出演を発表した。ふたりはシェリリン・フェンの出演も示唆した。2015年9月18日、アマンダ・サイフリッドが「重要な役どころ」で出演すると明かされた。2日後にはバルサザール・ゲティの参加も報じられた。
2015年3月14日、リンチは契約交渉の難航により制作が遅れていると発表した。
2015年4月5日、リンチは、ショウタイムが彼の脚本を映像化するための充分な資金を提供しないことを理由に企画からの撤退を表明した。ショウタイムはそれでも制作を続行すると伝えた。
2015年5月5日、リンチはプロジェクトに復帰すると発表した。ショウタイムはすべてのエピソードをリンチが監督すると明かし、当初の構想であった9エピソードよりも多くなると発表した。
2015年5月23日、シアトルのクライプティコン・コンヴェンションにおけるパネルでシェリル・リーとシェリリン・フェンが会見を行った。ふたりはショウタイムによる『ツイン・ピークス』18エピソードをリンチが監督し、アンジェロ・バダラメンティが再び作曲を担当し、撮影がワシントン州で行われることを明かした。2015年9月から2016年4月まで撮影された。このシリーズは18部構成の映画という形をとっておりエピソードと呼ぶにはふさわしくないという。
キャストとキャラクター[]
(登場順)
カイル・マクラクラン
シェリル・リー
カレル・ストルイケン
ジョセフ・M・オーガー
ラス・タンブリン
ベンジャミン・ローゼンフィールド
マイケル・ビスピン
マデリーン・ジーマ
アシュレイ・ジャッド
リチャード・ベイマー